『妻を他者と認識出来ない』エピソード
アスペルガーの人が
『妻を他者と認識出来ない』
ということを知ったのは
アスペルガーを色々調べるようになり
カウンセリングを受けるようになってからです
夫との生活で
多数の違和感、大人とは思えないおかしな言動、どんなに説明しても話がかみ合わない、など
様々な異常があったけど、
それが何なのか
私がおかしいのか
でも、私がおかしいわけではないと思う
思いたい
そんな中で
『妻を他者と認識出来ない』
ことを知り
そういうことだったのか
と納得がいったということなので
どれが妻を他者と認識出来ないエピソードか、
専門家ではないので
正しいかわからないけれど
私なりのエピソードを書いてみます
[うちのアスペルガー夫の特徴]にも書きましたが 、
♠1
私の行動を把握したがる
(勤務中でも電話やメールをよこす。すぐに返事をしないと怒る)
♠2
私が独自の世界(友人や趣味)を持つことを嫌う
1.2の2つは、妻を他者と認識出来ず、自分の一部と思っているので、自分の一部が自分のわからない行動をしていることに不安があり、把握していたいということのようです。
これは、カウンセリングの先生から教わりました。
♠3
私を地味にさせたがる
♠4
外では温厚で優しい人と言われているが、私に対しては威圧的である
3.4の2つは、私が思うには、自分の一部が自分より目立つことを嫌っているように思います。
それでいて、私の特技や若干優れていることを人には自慢げにします。
♠5
毎朝のご飯量(ご飯の盛り具合)に毎回ダメ出しされました。毎回、「多い」「少な過ぎる」「もう少し多く」「もう少し少なく」など、
言われたとおりに盛り、本人も納得したはずなのに、いざ食べ始めたら足りなくなり「もう少しおかわりする」と言うことが何度もあり、
最後には、朝ゴハンは自分でよそってもらうことにしました
それでも、その後も、おかずが多いとか、これは夕飯のおかずで朝食べるおかずではない、とか、
難しいことを言われ続けたため、
カサンドラ末期には、料理が苦痛で出来なくなってしまいました
(この時、料理にあれこれ難しい注文をつけられると苦痛なのでやめて欲しいと何度も何度もお願いしましたが、やめてもらえませんでした)
♠6
ご飯の話しと似たことですが、
ある時から、毎日の背広を選んで欲しい、と言われ
私が選ぶようになりましたが、毎回、
「それは駄目だ」
「今夜は会食があるから、それは駄目だ」(会食がある時は、食べ物をこぼすかも知れないから、良い背広は駄目ということだそうです)
「それも駄目だ」(会食がある予定なので少し古い背広にしたのにも関わらず)
これも、後に自分で選んでもらうことにしました
5.6の類いも沢山あります
これに関して、アスペルガーを自覚してからの夫本人に確認したところ、
『どうして自分の食べたい量がわからないのかな』
『どうして私の着たい背広がわからないのかな』
と思っていたそうです
この他者認識は
多分、いまだに出来ていないと思われます