シニアのアスペルガー夫とカサンドラ妻 人生の最後は別居で

夫婦関係改善に向けてカサンドラ専門の夫婦カウンセリングを受けていました。しかしアスペルガー夫から気力・体力を奪われ、頭は混乱し発狂しそうになり6年程前から別居。

毒母のこと、夫のこと、長年蓋をしてきた感情を、はき出してみます。
何かが変わり、楽になれますように。

カウンセリングで凄く嬉しかったこと。

アスペルガーの夫とカウンセリングを受け始めて少し経った時、夫が、

「カウンセリングの先生が『ママは優しい』と言うんだよ。『あなたは奥様の優しさがわからないのですか?』と言うんだよ。」

と不服そうに私に言ったとき、

私は飛び上がらんばかりに嬉しかった!


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カウンセリングは、初回のみ、夫婦二人一緒で受けたけど、その後は別々に受けているので、夫がどんなカウンセリングを受けているのか、私にはわからないのです。

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夫に「先生、なんて言ったの?」と、何度も同じ内容を聞き、よく確認した上で夫に、

「あなたは本当に私の優しさがわからないの?」と聞いたら、

「わからない。口うるさい、怒ってばかりの人と思っていた。」

とのこと。


この夫の言葉には、心底、がっかりしたけど、その頃読んだ本にも、そのような事が書いていたので、まあ、仕方ない気持ちで諦めました。

でも、怒ってばかりとは、本当に残念で、良くそんな妻と一緒にいるものだなぁ、と、その辺が不思議でもありました。


そして、私が一生懸命夫のためにやってきたことが、ちっとも理解されていないがっかり感も重かったです。




話しを元に戻して、

カウンセリングの先生の言葉は私にとって最高の薬でした。

私があれこれ先生に説明した訳でもないのに、先生には私の優しさがわかるんだ~、と本当に嬉しかった!


かたや、夫は、腑に落ちない顔でしたが、そのことは強く心に残ったようでした。


なので、折々に、私は「〇〇が苦手なあなたのために、わかりやすく説明しているんだよ。これは私のあなたへの優しさ気持ちだよ。」とか、説明している内に、随分時間が経つ頃には、かなり理解しているようになりました。



でもね、最高の薬と共に、

夫の本心『口うるさい、怒ってばかりの人』という言葉にかなり傷つき、しばらく傷は癒えませんでした。

今、思い出しても、ちょっと辛い言葉ですね。


アスペルガーと一緒に生活するということは、こういう傷つくことが多いってことですよね。悪気のない言葉で傷ついてしまう。